昨日からまた吃音の波が襲ってきました。
昨日までは比較的どもらずに話せていたのですが、又どもるようになってしまいました。
吃音には”波”というものがあり、比較的吃音が軽い時期とすごい重い時期があるのです。
軽い時期の間は自分でもびっくりするくらいすらすらと喋れることが続くため、もう吃音が治ったんじゃないかと思ってしまうほどです。
でも、その時期を過ぎてしまうと吃音がまたひどくなってしまいます。
昨日まで普通に言えてた言葉が今日は言えない。
それで「ああ また吃音の波が来たな」と実感するのです。
まだ吃音を受け入れられなかった頃は、やっぱり治っていないんだとよく落ち込んだりしたりもしました。
この吃音の波が吃音者を苦しめ悩ませます。
“どもる自分とどもらない自分”
どっちが本当の自分なんだろう?
吃音のある子どもがすらすら喋っていたから、保護者の方は“治った”と思ってホッと安心してしまいますよね。
でも実は“吃音の軽い時期にいるだけで”、又どもり始める波が襲ってきます。
そうすると、保護者の方はショックを受けたり落ち込んだりすることが多いのですが、この「吃音の波」の存在を知っているだけでも大分気分的には違いますよ。